2016年06月09日
肩の痛みが背中から?
こんにちは!!
スタッフの鳥越です

先日、転倒して手をついてしまった際に肩関節付近を痛めてしまったという患者様が来院されました。
腫脹や熱感はなく可動域もほとんど問題なくあるのですが、外転時に痛みがあるとのこと。
抵抗運動や検査テストをしてみましたが、肩関節外転筋の三角筋や棘上筋に緊張や圧痛もありませんでした。
さらに詳しく話を聞くと「脇腹と背中にもなんだか違和感がある」とおっしゃっていたので、
これはもしかして・・・と思い、ある部分に施術をかけてもう一度動かしてもらうと、
「あれ?さっきほど痛くないし、さっきより動かせる!!」と良い反応がありました。
その、ある部分とは「菱形筋」と「広背筋」です!!
菱形筋は脊柱と肩甲骨の間に付着する筋肉で、肩甲骨を内側に引くという作用も持ちます。
広背筋は脊柱から上腕骨に付着する筋肉で、上腕を内側に引くという作用を持ちます。
この筋肉が緊張をしてしまうことで、肩甲骨の外転・上腕の外転に制限がかかってしまい、
外転時に緊張した筋肉が伸長されてしまうことで痛みが発症してしまうのです

おそらく、この患者様も手をついた際に菱形筋・広背筋が瞬間的に緊張してしまい、
そこから肩関節の制限がかかってしまっていたことから痛みが出ていたのだと思います。
当院では、治療の中で「メディセル」という機器を使い施術をかけていくのですが、
このメディセルは筋膜と皮膚の癒着を剥がすことで、血流やリンパの流れの促進・関節可動域の拡大に大きく活躍してくれるのです



そんなメディセル、当院の詳しい情報はHP「鶴亀堂鍼灸整骨院」でご覧ください!!