2016年04月04日
肘を痛がる子供は。
こんにちは!!
スタッフの鳥越です

皆さん、小さなお子様を連れて買い物などに行った際に、子供が「ダダをこねる」なんて場面、よくあることだと思います

そんな時、手を強引に引いて先に進もうとすると、子供は肘内障になるかもしれませんのでご注意ください

肘内障とは乳幼児の手を強引に引いた際に、橈骨輪状靭帯という肘部にある靭帯が橈骨頭からずれてしまう亜脱臼性の疾患です。

乳幼児の靭帯や骨はまだ成長途中で、ずれやすい状態にあります。
そんな時期に手を引いたりすると、骨から靭帯がずれてしまって肘内障になってしまう可能性があるのです

(しかし、6~7歳以降になると靭帯や骨もしっかりとしてくるので、可能性はだいぶ低くなるといわれています

腕を引いた直後から子供が突然元気がなくなったり、腕を触られることを嫌がったり、肘を伸ばしたままでかばうような姿勢(疼痛緩和肢位)をとったりすると、骨折や脱臼の疑いがなければ肘内障の可能性が高くなります。
腫れがあまり見られず、「甘えているだけだろう」と思われる方も多くいらっしゃるので、子供の変化にいち早く気づいてあげることがとても大切です!!
動かそうとした際の痛みは肘だけでなく放散痛として肩部や手関節部にまで及ぶこともあり、また、子供ははっきりと「どこが痛い」といえないこともあるので、肩部付近の疾患や手関節付近の疾患を訴えて病院受診される方もいらっしゃいます。
肘内障は、一度なるとクセになってしまうといわれています


子供のそういう変化に気づいた時には、すぐに専門機関を受診し、適切な治療・対応をすることをオススメします!!
当院にも、様々な疾患で子供の患者様もいらっしゃいます。
来院される時の元気の無さが、帰る時の笑顔に変わっているのを見るととても嬉しくなりますよね


当院の詳しい情報は、「鶴亀堂鍼灸整骨院」でご覧ください!!