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Posted by チェスト at

2016年04月10日

夜驚症について

先日、小児の夜驚症について当院にご相談がありました。

これまでも、度々とご相談のある

夜驚症(やきょうしょう)

皆さん、ご存じですか?

名前は聞いたことないけど、症状聞いたら「あーー」と言われる方も多いと思います。


夜驚症とは、幼児や子供に多く見られる睡眠時の症状で

夜中突然目を覚まし、「ギャー」っと激しく泣いたり叫んだりするものです。

同時に、「汗を多くかく」「心拍数が増える」「呼吸が浅くなる」

といった自律神経症状(交感神経優位)が現れることも多いです。


夜泣きと間違いやすい夜驚症・・・

夜泣きは、浅い睡眠の時に起きるものです。

抱いてあやしたり、声をかけたり、部屋を明るくしたりすると泣き止むケースが多いです。

それに対し

夜驚症は、深い睡眠の時に、突然症状が起きるものです。

からだは眠っているけど、脳の一部が覚醒してしまっている状態になるそうです。

ですので、何をしても治まらないですが短時間で治まり

何事もなかったかのように再び睡眠に入るという特徴があるようです。


科学的に原因が解明されていないようですが

恐怖や辛さを感じるような体験など

強いストレスを受けた事が起因して発症する可能性があるようです。

怖いこと辛いことだけでなく、悲しいことや楽しいことなど興奮するような情動が

睡眠中に脳内で突然現れることが引き金のようです。


ですので、心の問題(精神的症状)では無いので間違わないようにしたいですね。



眠りの質をコントロールする睡眠中枢が未熟な幼児期、小児期特有の症状なので

病院などで、特に対処法が無いと言われることもあるようです。


小児鍼での対処法・・

今まで私の経験や他の症例報告からも

小児鍼で症状が軽減するケースは多いです。。。

すぐに完全に消えるものでは、ありません。

もちろん、症状が再発することはあるのですが

症状が出る頻度が減ったということも多いのです。


東洋医学において、ストレスなど人の精神活動・情動は

五行論における「肝」といわれる部分が制御していると言われております。

病院によっては「抑肝散」と言って「肝」の興奮を抑える漢方を処方されている

先生もいらっしゃるようです。


このような東洋医学的な考えと自律神経の調整などを目的に

刺さない鍼「小児鍼」で治療を行っております。


まだまだ、うまくいかない症例や勉強しなくてはならない部分も多いですが

少しでもお役に立てたらと思って小児の治療にあたっています。



ご自宅にあるもの(スプーンや歯ブラシなど)で小児鍼の応用をする方法もございます。

ご興味のある方は、是非ご相談ください。



鶴亀堂鍼灸整骨院 



電話 099-255-8211


http://www.tsurukamedoo.com


  

Posted by 鶴亀堂鍼灸院&エステティックサロンm at 19:17Comments(0)鶴亀堂鍼灸整骨院