2016年05月11日
肩甲骨と肩関節
こんにちは!!
スタッフの鳥越です


皆さんは、肩関節の動きと肩甲骨の動きに関連性があることを知っていますか?
肩関節を動かすためには肩甲骨の動きも出ないと十分な動きは出ないんです

肩関節は肩甲骨と上腕骨で構成される「肩甲上腕関節」のことをいいます。
その周りに、肩甲骨と鎖骨で構成される肩鎖関節や肩峰と上腕骨の間でつくられる第二関節などがあり、
これらの関節がスムーズに動くことで腕が自由に動かせているのです。
その時に、肩甲骨の動きも伴う肩甲上腕リズムというものがあるのですが、
これは上腕を外転(外に広げていく動き)する時に起こる肩甲骨と上腕骨の可動割合で
肩関節を90°外転(水平)する時には、 実は上腕骨自体は60°だけしか外転していないのです!!
では、残りの30°は?
残りの30°は肩甲骨が外転をして、腕を90°外転できているのです!!

ということは、どの方向への腕の動きも肩甲骨の動きなくしては、十分な動きは出ずに可動域に制限がかかってしまうのです


肩甲骨は、自然と大きな動きが出る部位ではありません。
普通の日常生活では、ほんの少しの動きで済んでしまう動作が多いです

ということは、肩甲骨周りに付着する筋は、ほとんど動かないまま緊張して血流の悪さを引き起こし、
そこから肩の痛みなどを感じるのです

例えば、肩関節周囲炎(五十肩)なども肩関節だけにアプローチをかけてもなかなか変化が出ないことが多く、
肩関節の動きとともに肩甲骨の柔軟性・動きを出すこともとても重要な治療ポイントとなります

目立たない骨だと思われがちな肩甲骨ですが、肩の動きにも大きく関係していたり
運動の際のバランスを保つ役割だったり、縁の下の力持ちとしてとても重要な骨なのです


意識して肩甲骨を動かすと肩こり予防にもなるんですよ


ぜひ、大きく動かすストレッチもしてみて下さい

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