2016年04月16日
早期発見の大切さ
こんにちは!!
スタッフの鳥越です

皆さんは、「グローインペイン」という疾患を聞いたことがありますか?
例えば「オスグッド」や「シンスプリント」といった疾患と比べるとあまり耳にしない名前のような気がしますよね!!
しかし、このグローインペインはあまり聞いたことがないからこそ、要注意な疾患なのです

先日、「最近、運動中に右の内ももから足の付け根にかけて痛みがある」と訴えて来院された患者様がいらっしゃいました。
この患者様は高校でサッカー部に所属していて、5月末のインターハイ予選に向けて尽力している真っ最中という状況です。
詳しく話を聞いてみると、
昨日今日からの痛みではなく、少し前から違和感は感じていた。
最近になって練習中などの痛みを感じていて、特にボールを蹴るときに強く痛む。
練習が終わると痛みも消失していたので、特に気にしていなかったが最近痛みが増してきた。
足を開くようなストレッチ(開脚ストレッチ)は痛くてできない。
開脚は痛くてできないが、筋肉を伸ばして痛みを緩めるために練習前後は入念にしていた。
とのことでした。
そのあと、軽く身体を動かしてもらったり検査をしたのですが、所属している部活・利き足(この患者様は右利きでした)と痛みのある方の足(右の内もも足の付け根)、圧痛のある部位、開脚時の左右差、腸腰筋・内転筋群の緊張などを診て、「これはグローインペインかなー


このグローインペインは、サッカー選手に多く診られる疾患で鼠径部の痛みを訴えることが多く、繰り返されるキック動作やランニング動作によって股関節・骨盤付近に付着する筋(特に内転筋群)が付着する部位で炎症を起こし発症します。
ほとんどは運動時の痛みだけなのですが、症状が進行するにつれ痛みの度合いが増し、日常生活動作でも痛みを感じるようになります。
さらに痛みを我慢して運動を続けていると、かなりの治療期間がかかることも懸念されるうえに、疲労骨折を起こす可能性もあり早い段階での発見と対応がカギを握る疾患なのです

が、
部活動生は練習を休みたくない・なかなか休めないという思いがあるからか、「これくらいの痛みは我慢できる!!」と、かなり悪化してから来院されるケースも少なくありません


グローインペインの治療は、患部への手技やストレッチでの刺激は炎症を強めてしまう可能性があるためむやみに刺激を与えてはいけません!!
その周りの筋や関節を緩めて炎症を抑えていく必要があります!!
当院では、「メディセル」という筋膜療法機器を使い施術をかけていくのですが、この機器は吸引と特殊なローラーで皮膚と筋膜の癒着を剥がすので、筋肉に対しての伸張ストレスはほとんどないのです!!
このメディセルを使い、内転筋群・腸腰筋・骨盤周囲筋を緩めたうえでさらに治療をかけていくと患部への血流量もグッと増え炎症も治まりやすくなります

この患者様は以前から来院されていたということもあり、早期の発見ができたため、1回の治療でかなりの変化を感じていただけたご様子でした

部活動生で、いろんな痛みを我慢して頑張っている方はたくさんいらっしゃると思います。
勝ちたい!!負けたくない!!と思うからこそ、さらに上のパフォーマンスをするために身体のケアも大切なことだと僕は思います。
当院では、そんな頑張る学生アスリートも全力でサポートいたします!!
早く痛みを引かせたい!!治したい!!と思われている方、ぜひ一度ご相談下さい!!
TEL 099-255-8211
HP「鶴亀堂鍼灸整骨院」

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