2014年05月28日
遅れてやってくる筋肉痛
患者さんに、
「先生、筋肉痛が遅れてき始めてるのだけ、歳とったせいかなあ?」
と言われ、さらに
「なんで歳を取ったら遅れてくるんでしょ?」
と聞かれました。
とても良い質問。
筋肉痛が遅れて出てくることを、専門的に言うと
遅発性筋肉痛と言います。
高い負荷の運動をすることにより、
筋肉の細胞(筋繊維)は微細損傷を起こします。
筋繊維には、痛みを感じ取る神経はつながっていません。
しかし、この筋繊維を覆っている筋膜というものにつながっています。
筋繊維の損傷を治癒する過程で、
白血球のマクロファージという物質が
筋繊維の復活に際し、活躍します。
この際、痛みを引き起こす、発痛物質というものが放出されます。
この発痛物質が筋膜を刺激することにより、
いわゆる筋肉痛をいうものを感じ取るのです。
ということは、、、、、、
白血球による損傷治癒の働きが始まらないことには、
筋肉痛は始まらない。
↓
若い人は、回復能力(自己免疫力)が高い。= 筋肉痛も早い。
↓
歳を取った人 or お仕事などが忙しく疲れている人 or 普段なかなか運動できていない人
などは、血液循環も悪く、白血球の出動が遅れる = 筋肉痛が遅くなる
ということが考えられるのです。
このメカニズムも諸説ありますので、正解とは言えませんが、
このように考えられることが多いのです。
この筋肉痛ですが、
筋肉を収縮させる運動時よりも
筋肉を伸ばす運動のほうが
遅れて出てくると言われています。
山を下ったり、階段を下りる運動のほうがそうなるということですね。
へええええ。ですよね!?^0^
ちょっと難しい内容でしたが、
珍しく真面目な記事を書いてみちゃいました(笑)
明日雨が降るかも(笑)
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